当店おすすめの本を掲載しました。
「推薦の声」をいただきましたのでご紹介いたします。 |
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「ハープセラピー」という言葉の意味も知らず、ハープに関する本というだけでこの本を購入しました。私はハープを弾き始めて3年程になりますが、拙い演奏ながらもハープの音色に心が和む思いがして続けてきました。この著書から、ハープが病む人のベッドサイドでの演奏に使われていることを知りました。
また、「療法音楽士」という職業が医療の現場で病む人の精神的な面での慰めとなり力となっているということもわかりました。今後日本で、開かれていく分野ではないかと期待します。ハープという楽器に限らず、どの楽器にも通じる、どの演奏者にも必要な聴く側の気持ちに添った演奏・心構え等を具体的にわかりやすく指南してくれる一冊です。 |
(石井様 厚木市) |
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「ハープセラピー」というご本をお勧めしたいと思います。病む方のベッドサイドで、その方の心に向き合い、交流をするということは、セラピストの思いを伝えることでもあります。この本には、いかなる楽器を使用することがその交流にどの様な影響を与えるか、また音楽(音)を、状況に応じてどの様に選択し用いていけばよいかそれに伴うセラピストの心の在り方と様々な具体的な手法が細かく書かれています。
ハープを用いる効果を確認しつつ、病む方の心を大切に思う著者の姿勢が一つの価値観として明確に存在していると感じましたし、思いやりと細やかな気配りが長い間の経験と共に論理的に語られており、大変参考になりました。 |
(高橋様 杉並区) |
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本書は音楽の持つ癒しの効果と、聴き手と演奏者との双方向的なコミュニケーションについて「療法音楽」の立場から書かれています。療法音楽とはどのようなものか、療法音楽士とはどのような技術をもつ音楽家なのか、そしてそれがハープセラピーと呼ばれる訳はなぜか。
読んでいくと耳に優しいハープの持つ特性や、人と音楽との関係性も見えてきます。同時に、演奏者の精神と心の在り方がハープセラピーの重要な要素であることに気づかされます。癒しと充足を満たす療法音楽への入門書として、一読をお勧めいたします。読後は、ハープの音色が以前より心に沁み、ハープがもっと好きになっていることでしょう。 |
(留目様 海老名市) |
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本書の附録に1枚のCDがあります。この中には古い旋法の曲が収められており、「陽気な流れ」「悲しみの流れ」「慰めの流れ」を表す曲として、著者のステラ・ベンソン自身が演奏しています。私はこれらの古びた曲がどこか懐かしい気がして、大変気に入ってしまいました。ではいったいこの「気に入る」「懐かしい」といった気持ちはどこからくるのでしょうか?(だって日本民謡ではなく、遠いスペインやアイルランドなどの民謡ですよ)
著者はまた、病床で病人の心に寄り添う曲を奏でることは、「パフォーマンス(演奏)」ではなく「奉仕」であると言っています。ではいったいどのような音楽を求めたらよいのでしょう?
人の心に共鳴する音楽について、本書では療法と音楽の両面から解説しており、大変興味深く読みました。 |
(福田様 海老名市) |