千本に一本あるかないか、奇跡の桜の木との出会いから1年。素晴らしいハープができました。千本桜ハープ

千本桜ハープとは?

千本に1本あるかないか、と言われる木と私たちが出逢い
その素晴らしい木材でハープを制作しました。
手もとに届くまでの1年間のストーリーを是非ご一読ください。

私たちは1本の木から8台のハープを作りました。
記念として「千本桜(A thousand of Cherry trees)」と名付けました。

2015年、4月。
アメリカ・シアトルのダスティ社から連絡が入った。

「千本に1本しかないチェリーの木を見つけたんだ。
ミラクルだよ!この最高の木材でハープを作ろう!」

この連絡がある1ヶ月前、私たちはアメリカ・シアトルの
ダスティ社を社員旅行を兼ねて訪ねていた。その時は
日本のハープユーザーの為に新しいモデルを作らないか、と
持ちかけていた。

その時の答えは「No」。今あるハープは長年の木材研究と
経験から作り上げたベストなもの。「簡単に新しいものは
作らないよ。」という返答に私たちは納得していた。

 

自信があるからこそ同じものを作り続ける。それは楽器
作りにとって大切なことだが、今回はミラクルな木材を
みつけたことで新しいことへの挑戦となった。

私たちは千本に1本という巨木を購入し1年間の制作工程を
見守ることにした。

2015年、冬。完成を前にダスティ社の社長ご夫妻が来日。
私たちは関東や仙台で滞在を楽しんだ。ある時、ご夫妻が
「千本桜のチェリーにこのマークを付けたらどうだろう・・」と
木片を差し出した。桜の絵が描かれていた。

日本人にとって桜は心のふるさと。アメリカ人であるご夫妻や
スタッフが桜に対する日本の心を分かって大切にしてくれている
ことを実感し私たちはみな胸が熱くなった。

 

実際に木材を切ったり加工しはじめてから、実は楽器に適さない、
ということもある。そんなリスクや不安な思いを払しょくできたのは
ご夫妻の来日から半年経った5月のこと。
初めての1台が日本に到着した。

良い木というのは年輪、色、艶、すべてが総合的なバランスを
取っている。ハープという楽器に姿を変え年数が経つごとに
楽器として成熟していく。

楽器は経年により木材本来の音色を醸し出すため、木の種類に
よって音色が違う。どの木も最初は青々しい音色だが、弦楽器は
弦の張力によって共鳴板に力がかかり木が鍛えられていく。

このチェリーも完成したてのフレッシュな音色だが、なんと
澄んで、なんとも美しい。木の持つ自然の艶やかな木目が
このハープの可能性を秘めているようだ。

ハープを弾く、またはこれから弾かれる方には是非この
千本桜と出逢っていただきたいとスタッフ一同心より願っています。

グレースハープ 横浜店 横井

千本桜ハープの音色

花

千本桜ハープの音色

サイズ 高さ137cm / 幅42cm / 奥行74cm
36弦(ナイロン、ナイロン巻スチール)
音域 5オクターブ(C2-C7)
レバー カマック社製 カマックレバー
材質 チェリー
付属品 チェリー専用ケース、チェリー専用チューニングキー、コード表、取扱注意書、保証書
備考 チューニングには電子チューナーが必要です。お問合せください。
数量 8台
価格
(本体 + チェリー専用ケース + チェリー専用チューニングキー + コード表 + 取扱注意書 + 保証書)
送料 全国一律25,000円(税込) ※離島はお問い合わせください。
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